3月15日(水)道議会予算特別委員会で質問。
抜粋版を載せましたが、重要ポイントとして、

1,冬期アジア大会、選手村ホテル問題
2,アイヌ料理の伝承
3,伝承工芸品の活用
4,象徴空間への100万人誘客

(ダイジェスト版)
(一)アイヌ政策について
(1)アイヌ民族の文化伝承について
①食に関する伝承のありかたにつて
→(答弁)柔軟な考えで現代風にアレンジすることも可能。
②アイヌ語の伝承について
→(答弁)ラジオ講座やアイヌ語教室の他、弁論大会を開催した。更にアイヌ語に触れる機会を提供して普及と振興に取り組む。
③工芸品の伝承活動について
→(答弁)伝統工芸複製助成事業での成果品は一年間は販売や譲渡ができないが、それ以降は販売等による収入で伝承活動に活かすことができる。
(2)民族共生象徴空間について
①道の主体的な姿勢について
→(答弁)開設機運の醸成や誘客促進の為の情報発信を行う。象徴空間官民応援ネットワークを立ち上げた。
②展示品に関することについて
→(答弁)北海道が所有する収蔵品や博物館ネットワークを活用するほか、地元自治体としてできるだけの協力をする。
③イオルとの違いと関係について
→(答弁)象徴空間はナショナルセンターとしてアイヌの歴史、文化など理解を促進する為の拠点、イオルは自然素材の確保が可能となるような自然空間の再生、整備。
→(意見)当初のイオル構想から変化したことが未だにしっくりきていない。
④北海道博物館との関係と連携について
→(答弁)道内の博物館には膨大な資料が収蔵されている事から、ネットワークを活用して魅力ある博物館となるよう国に働きかけていく。
⑤100万人誘客について
→(答弁)国道36号線の4車線化やJR白老駅の特急停車の増便、周辺道路の整備など検討。イベントなど企画や誘客プロモーションについても提案していく。
→(意見)ハワイのポリネシアンセンターなどはエンターテイメントに力を入れている。企画力がないとなかなか目標の100万人は難しい。頑張って欲しい。
⑥全道域への広がりについて
→(答弁)象徴空間官民ネットワークに参画する企業や団体からアイディアや応援をいただく他、全道各地のアイヌ文化や食、観光など多様な魅力を発信しさせたい。
(二)札幌冬季アジア大会について
1、大会運営における道の関わりについて
→(答弁)組織委員会に職員派遣の他、開催事業費に7億円、観光関連経費として1,5億円拠出。運営補助としてのべ65人日。
2、大会の評価について
→(答弁)OCAから高く評価された。
→(意見)マスコミ対応に関して様々な問題があったと聞いている。今後ボランティアからのアンケートをとり課題を検証するというが、マスコミからも意見を聞いて欲しい。
3、大会運営の収支について
→(答弁)チケット販売やオフィシャルパートナーの確保などで概ね予算は確保できた模様。
4、選手村の対応につて
→(答弁)中国や韓国選手団がそれぞれのオリンピック委員会からの要望により、宿泊施設を変更したものと承知。
→(再質問)結果としてホテルの変更が正しかったのか?政治的な圧力で変更されたと思うが道の見解を伺う。
→(答弁)大会主催者であるOCAが様々な状況を踏まえ判断されたものと考えている。
→(再再質問)道が判断したわけではないので答弁しにくいことは理解する。それなら議会議論でOCAの判断に疑問が寄せられたと言うことを伝えることはできないか?
→(答弁)様々な課題について検証してまいる。
5、道産食材の利用につて
→(答弁)選手村ホテルのシェフ等を交えて、道産ジャガイモやタマネギなどを使った表無し料理の提供を促した。ななつぼしや近海の海産物、牛乳など好評だった。東京オリパラに向けて、今後GGAPの導入など進めたい。
6、2026年札幌冬季オリパラ誘致について
 →(答弁)アジア大会の成果や課題を分析して冬期オリパラ招致に反映させていきたい。