道議会予算特別委員会での質問に立った民主党議員は、子ども達の間で、何か失敗すると「学力が足りない!」と言うのが流行言葉になっていると述べた。本当だろうか。それがどれだけ流行しているかも定かではないのだ。そして、それが「学力テスト」導入による悪影響だとまで主張していた。さらに、「全国平均を上回る」という道教委の目標設定を、現場の声を聞かず一方的な考えで、押しつけだと非難している。北海道が全国でほぼ最下位に位置する学力であることを棚に上げて、まるで重箱の隅を突くかのごとくその弊害を強調する考えには、ほとほと呆れかえってしまった。
 また、フッ化物洗口の危険性に関しても言及していたが、私の知るどの歯科医師に聞いても、危険性は無視できるレベルであり、どう考えても現場でやりたくない理由付けとしか思えないものだ。これが教職員組合を支持母体とする民主党のスタンスだと言うことを、多くの道民にわかってほしいと思う。

 私は今日の予算特別委員会で、組合専従の為に小学校の担任を投げ出したことを取り上げたが、北教組は「子どもに寄り添う教育実践を進める」と言いながら、全国でもっとも多くの組合専従教員を抱えており、組合活動を優先していることが明らかになった。