来年の日高の馬市場、8月に行われていたサマーセールが9月にずれ込むとのこと。
8月よりも馬のパフォーマンスは上がるし、セレクションから2ヶ月近く間隔が空くことは歓迎する。
しかし、従来よりそのような声がありながら、販売、換金の時期が固定化されているとのことで、馬インフルエンザ発生時さえ、頑なに時期をずらそうとしなかったのに…JRAの希望で、アジアウィークの関係だそう。何か引っ掛かりますね。

確かにJRAは重要な購買者ではあるが、従来型の依存から少し距離をおいて、民間思考・一般購買者(特に新規)の視点に立て、戦略を織り込む必要があるとおもう。
具体的には、海外資本を含めた投資家の参入促進、市場開催増、現役馬を含めたミックスセールの開催、首都圏での市場開催なども考えられないだろうか。
ある組合理事との会話では、民間市場が開催されたら、組合はもたないとの考えだった。
私は、組合がやらない、できないから、民間がやるしかないとの発想。そのことが結果として生産者のためになると信じている。ところが組合は自己防衛の発想で民間の動きを止めようとする。この事が組合員のためになるのだろうか?
もちろん組合は必要、無くてはならない存在だが、業界発展の為に、組合員のために組合はどうあるべきなのだろう。
時代と共に、その答えは変化して良いと思う。すべてが合意なんてあり得ないことを前提に、大いにに議論したいものだ。

北海道議会議員 藤沢澄雄