ホッカイドウ競馬に関して、多くの道民はこのたび廃止が決まった「ふるさと銀河線」と同じように考えているのだろうと思います。「ふるさと銀河線」よりも更に多額の赤字体質をもっているのです。また、知事は聖域なき改革を断行する考えを述べています。かつての道財政への貢献を今更述べてもしようがありません。地域の産業育成の観点と、日本の畜産振興等への貢献を含みつつも、今の体質のままでは道民の理解が得られません。経費節減ももちろん必要ですが、本質である売り上げを伸ばすことが最も必要と考えます。それには多様な馬券の発売、発売所の増設、多頭数によるおもしろい競馬の実施、中央競馬との融合・連携、新規ファン及び馬主の開拓など、まだまだ改革が可能だと思っています。そして、最終手段としては、経営を北海道から切り離し、新規公益法人の立ち上げを目指して、限りなく民間主体の競馬の実施を目指すべきだと考えています。私はただ今、笠松競馬をそのモデルケースとして運営改善に取り組んでいます。笠松競馬は廃止寸前の土壇場で、一年間の猶予を勝ち取りました。だからこそ、関係者すべてが一丸となって、これまでの常識を打ち破り、個々の既得権を捨てることがどこまでできるかが鍵となります。規制の壁もまだまだ厚く、改革がどれほど進められるのかは未知数ですが、場合によっては特区申請をも検討するべきだと考えています。とは言っても、現在の形態のままでの収支改善がより現実的です。その為には売り上げにおいて、少なくとも対前年比増、そして20億円もの上積みをした目標値をクリアすることが、存続の絶対条件だと考えます。とにかく何が何でも売り上げを伸ばし、ホッカイドウ競馬の存続を勝ち取り、健全経営への第一歩を歩み出したいと思っています。

ホッカイドウ競馬では、明日のダービー馬やコスモバルクに続くスターホースのデビューが見られるはずです。

「エキサイティングな競馬を観にぜひホッカイドウ競馬へ!」