「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ新法)が19日成立した。(維新と希望は反対)アイヌ民族を「先住民族」として、初めて法律に位置付けられた事は大きな一歩と言える。しかしアイヌの人たちの中には、諸外国に習い自決権やそれを保証する領域などが盛り込まれなかった事に不満も無いわけではない。しかし一方でアイヌ政策の支援などが「特権」と見られ、支援に反対の意見も存在している。国は新たな差別につながり得るとして慎重姿勢だが、私も同感だ。広く国民の理解を得ながら一歩ずつ改善を図るべきだと考える。そしてハワイや豪州、米国インディアン、サミー族などの事例を検証して、日本らしい形を考えたいと思っている。この法案には維新と希望が反対した。ウポポイがハコモノ政策だというのが反対理由だそうだが、関係議員のネットでの発言を見ると別の理由があるかもしれないと思った。更に、ネットの投稿を見る限り、差別は明らかに存在している。残念だけれどそんな意見は無視して、文化振興や言語保存など民族として誇れる気運を醸成するというのはどうだろう。