馬業界の組合総代会に出席し、参加者が少ないことをに関して「団体の価値を組合員に理解してもらわないと、いざという時に力を発揮できません。」と投稿した。
会議では30〜40歳代の若手が、JRA競馬学校厩務員過程の採用年齢制限が撤廃されたことで、馬産地から優秀な人材が流出するという懸念があり、団体として人手不足に拍車が係ることのないよう要請して欲しい旨の意見が複数述べられた。それを受けて「検討はするが、自助努力による待遇改善や外国人材の登用など工夫が必要だ」という組合の考えが示された。そうだろうか?勿論それぞれの経営体として求人や待遇改善の努力は必要だが、こういう時こそ組合が意見集約を図り組合員のために活動するべきではないのだろうかと思った。こういう姿勢だから、総代の出席が悪いのかもしれない。更に「生産者の組合であり、育成場の意見だけを言うところではない」というような挨拶に更に驚いた。育成牧場の人手不足は生産牧場にまで影響を及ぼすことが理解できないとは思えないのだが・・・
非公式だがJRAとしては、昨今の求人条件を鑑みて年齢制限は難しく、それほど大きな流れの変化はないという予測だという。しかし、それなら事前に業界に何らかの相談などがあったのだろうかと思う。なければ生産者団体が舐められているし、あったのなら組合として組合員に丁寧な説明が必要とされるのではないだろうか。