北海道電力より、電気料金値上げについての説明を受けました。

*北電は昨年の値上げについて、平成25年12月に泊発電所の再稼働を前提としていたものであること。
*燃料費・購入電力料が2千億円増加したこと。
*約460億円のコスト削減を実施したこと。
*有利子負債残高が1兆2千9百億円と過去最高水準に膨れあがったこと。
*収支改善の為に、500億円の優先株式発行を実施した
*590億円の収支改善策に取り組む予定

値上げ申請については、
*「電源構成変分認可制度」に基づいて値上げを申請
 (電源構成変分認可制度とは料金算定当初に想定した電源構成が変動し原価の適性維持が困難となる場合に、燃料費などの原価の変動のみを料金に反映させる制度)

報道では、経費削減は「胸を張れる中身ではない」という。また再稼働を前提としていた見通しが甘いというが、だからこそ昨年の値上げ幅ですんでいたのだ。さらに「再稼働を料金値上げと結びつけるのは筋違いだ」というが、再稼働ができれば値下げできるというのは現実論だ。
 多くの道民が「できることなら原発は避けたい」という気持ちは理解できるが、本道経済や道民生活が高い電気料金の下で充分にやっていけるとは思わない。自然エネルギーが安く安定しているのならとっくに北電が取り組んできたはずだ。反対意見も否定しないが、生活ができなくなってはもともこもない。「武士は食わねど高楊枝」がどこまで続けられるだろう・・・