「（豪州や米国も重要な市場としている）中国への牛肉輸出の道を是非お願いしたい」と述べたところ、コメントに大変苦慮されていたことが強く印象に残っている。
２８日の道新に吉川農水副大臣へのインタビュー記事があった。
私は日米首脳会談前の１７日、高橋知事と一緒にTPPでの日米協議に関する申し入れを行った。その時の吉川副大臣のコメントは概ね新聞にあるような、日豪EPA大筋合意の成果と攻めの農業とりわけニュージーランドやインドネシアへの牛肉輸出への道が開けたことに言及された。
その時に、前述のような質問をしてみた。
農業に「攻め」というフレーズで輸出に関する視点を盛り込むことに反対はしないが、世界が注目する巨大マーケット・中国には日本の牛肉は輸出できない。日本産牛肉の新しい市場開拓に中国は外せないし、輸出を語るときにはこのことを忘れないで欲しいと思っている。