道議会は17日予算特別委員会の最終日、私は第2分科会で道教委の質問を聞いていた。民主党の議員は「内心の自由と国旗・国歌」についての質問を行っていたが、執拗なまでに「ひとの心に反して強制している」との論拠に立った「国旗・国歌強制反対」の主張・質問を繰り返した。
 まったくくだらない、レベルの低い話だと思った。日本国民として「当たり前」のことを、「個人の尊厳、自由」を御旗に、強制に反対する姿勢に、いらだちを通り越して悲しくさえ思えてきた。しかし、これが北海道教育の実態なのだろう。この議員の主張のように個人の「わがままを」通して、学校運営や集団行動がとれるのだろうか。個人の好き嫌いを強制しているのではなく、国民としての礼儀や常識を教えるのに、いちいち個人の好き嫌いを取り上げる神経が理解できない。
 最後に「私は国歌を歌うが、そうでないひともいるだろう・・」だって、よくも言えたものだ。国歌を歌えず、国旗を敬えない国民が、どのように誇りある国づくりができるというのだろう。

 また、別の議員は、土曜授業の導入に関して、すでに釧路市で検討に入っていることを牽制して、しつこくそれに反対の立場での質問を行っていた。「週五日制導入の理念はどうだったのか」とか、「一方的に導入しないよう、教員の同意が必要だ」というような主張を展開していた。道教委としても実施には現段階では消極的と思われるが、市町村教育委員会で検討されるのなら、その支援を行うべきだと思う。今日の答弁を検証し、現場の声をもう少し聞いて検討してみる価値はあるとも思っている。