「新聞から」
 スクールカーストとは学校での生徒間の階層や序列を表す造語。それは「地位」の差であり、いじめの培地にもなると述べられている。研究した大学教授はスクールカーストを、「けんかが強い勉強ができるといったかつての評価軸が個人ではどうにもできない能力差となっている」といっている。さらに「問題の根本は”協調性に重きを置きすぎる学校教育のあり方”だとも述べている。
 コラムからの感想だが、この問題を考える時「全てにおいて平等でなければいけない」との考えが根底にあるのだろうと感じた。私は、今も昔も世の中は何らかの序列やグループは存在し、全てにおいて”平等”はあり得ないと思う。機会の平等と結果の平等の違いを正しく認識した上で「違い」や「個」を認める発想こそが必要なのだと私は考える。