関東ローカルのラジオ番組で電話取材を受けた。TPP参加の場合に競走馬に懸かる340万円の関税が撤廃された場合の影響についてがテーマ。関税撤廃と共に安い外国生産馬の輸入が増えると日高の中小規模の牧場にとっては大きな影響が予想されるものの、大手牧場は必ずしも反対していないことを説明した。また、パート1昇格のために55%の国際レースを解放してきたことが、じわじわと生産界に影響を与えてきたとの話をしたところ、取材陣は国際化の影響について全く認識が無かった。多くの競馬ファンも生産の背景まではあまり考えることはなく、サラブレッドであれば同じと思うのかもしれない。残念だが、これが現実なのだろう。