道は20日、百数十年に一度程度の大きな津波(L1津波)の対策のため、道内太平洋岸を66カ所に区分し、予想される津波の高さ(設計津波水位)と既存海岸堤防の高さを比較したデータを建設委員会で公開しました。
 日高管内では、えりも町で区分された5カ所全てで設計津波水位が既存堤防の高さを上回っていて、中でも「えりも岬〜えりも岬漁港南側間」が最大の12.8mの水位に対して堤防が無く、地元からの対策要望が出ている地区でもあり、今後の個別対策の基本となるものと思われます。
 その他、釧路、根室管内の数カ所の海岸でも設計津波水位が上回っているところが見られます。しかし、このデータは分割した区域の代表的な堤防の高さを示したものであって、堤防のかさ上げ等細かな箇所に関しては地元自治体との協議により順次決めていくことになります。