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 25日朝、自民党本部で農林部会、畜産・酪農対策小委員会合同会議が開かれ傍聴。
 この日は畜産物価格等の決定報告、25年度税制改正報告が行われた。
 注目されていた加工原料乳生産者給付金単価及び限度数量は、限度数量が2万トン減らされたものの、加工乳確保緊急対策事業、チーズ向け生乳供給安定対策事業と合わせて実質単価13.00円/kgを確保することができました。
 また、指定食肉の安定価格については、豚で安定上位価格が5円アップの550円/kg、安定基準価格も5円アップの405円/kg、牛肉では安定上位価格が10円アップの1,070円/kg、安定基準価格も10円アップの825円/kgとなりました。
 肉用子牛の保証基準価格に関しては、黒毛和牛が1万円アップの320,0000円/頭、合理化目標価格は5千円アップの273,000円/頭となっています。
 その他、主な対策として、38万円事業が交付発動基準が41万円に引き上げられたほか、酪農経営安定対策の拡充、酪農生産基盤回復緊急支援事業(10億円)が創設、肉用牛経営安定対策の補完対策に33億円、食肉流通の改善等に26億円が計上されています。
 
 税制改正に関しては、農業経営基盤強化準備金及びそれを活用して農地を取得した場合の課税特例の2年延長、農地の贈与における納税猶予などの要件緩和、商業・農林水産業などの中小企業の経営改善のための設備投資促進のための税制措置の創設など。

藤沢澄雄