脱原発デモについて、7月に首相官邸前で始まり全国に広がった脱原発デモ、北海道では道庁前で毎週土曜日に続けられている。新聞ではこれまで政治に関心がなかった若もが、原発事故をきっかけに自ら行動を起こす必要性を感じた、そして今度の総選挙でもその考えを1票に託したいとの思いを紹介している。自分の意見を持ち、自ら行動することは素晴らしいことだ。そして、自分の意見を伝えるために投票することは大いに評価したい。
 但し、この反原発デモの動きが広まっているかというと決してそうではないようだ。新聞によると参加者もピーク時の1/4程度の200人規模、私も一度拝見したが、参加者は固定されつつあるようだ。さらに、いわゆる一般の若者は一部であって、中には「オスプレーの反対」も訴えるなど、堂々と革新団体を名乗る人が演説を行っていた。これでは衣を替えただけの、かつての反政府デモと変わらないと言えるのではないだろうか。