農政部に対して、エゾシカ被害対策についての質問を行いました。
23年度鳥獣による本道の農林業の被害は72億円に上り、その内エゾシカによる農業被害は64億円で9割を占めます。また、被害地域では、釧路14億、日高・十勝が10億円を超え、その約5割が牧草の被害となっている。牧草はその面積など防御策による防止が難しく、一斉捕獲作業やくくりわななどを通して、エゾシカの生息数を減らすことしかない。地域では被害対策実施隊を編成し効果を現しているところもあり、その全道への普及が求められ、道の指導や助言が欠かせない。今後は日高や釧路など被害が大きい地域で集中的な対策を実施する。24年度概算要求で道主体事業の捕獲事業も対象となったことから、農政部と環境生活部の連携を密にして実施を検討していくとの答弁を得た。また、今後は補助対象メニューにハンターへの報償費や捕獲個体の運搬費・処理費を追加するよう国にたいして要請をするとの回答しました。

 経済部で、緊急雇用創出推進事業の23年度不用額約10億円が24年度に持ち越し、総額約75億円となるとのこと。この事業では2万6千人の短期雇用が生まれ、その内2,200人が正規雇用となり、大きな効果があったと評価している。