話題好きのマスコミも、バカ呼ばわりされさすがにプライドが傷ついたのか、橋下維新の会への批判的な論調が徐々に増えてきた。「国政における決定は国会議員団でする。橋下独裁政党ではない」と松波幹事長がブログで発信したことを受けて、橋下氏は「戦略は僕の方が長けている」と反論したと話題になっている。また、”意見発表会”と揶揄されていた「公開討論会」には、100社400人の記者が詰めかけたものの、「盛り上がりにも欠け5時間もつきあわされ、怒りを通り越して、しらけてしまった」と述べている。私は、「何を今さら」という気になった。マスコミを利用する橋下氏の政治手法はとっくに気がついていただろう言いたい。話題性ばかりに目を奪われると、本質を失い、政治の最も大切な政策議論を蔑ろにしてしまうような気がしてならない。そんな報道姿勢が巡り巡って大衆迎合の政治を作ってしまったのではないだろうか。ただし、それは信念の無い政治家が誘引したことも事実かもしれないが。