15日朝、いじめを苦に中学生が飛び降り自殺した大津市の教育長が、報道を見て市教育委員会の対応に腹を立てた埼玉県の大学生にハンマーで殴打され軽傷を負った。縁もゆかりもない若者がTVやインターネットからの情報を見て教育委員長が真実を隠していると思い、許せず殺そうと思ったという。
 この青年が思う”いじめによる殺人”と自分が犯した”ハンマーによる殺人未遂”とどこが違うというのだろう。脳科学の分野では近年子どもの脳の汚染が進んでいるといわれ、凶悪事件を起こした少年の共通点に、そのことが原因とする共感性と自制心の欠如がみられるとのこと。そして臨教審のいじめ問題PTでは、愛着が欠落しているために共感性が育っていないことがいじめの心理的背景になっているいわれている。いじめに腹を立てた凶悪行為が、いじめをする子と同じ心理状態だったとは全く皮肉なことではないだろうか。