道教委が進める「フッ化物(フッ素)洗口」の実施が54%に止まるとの記事があった。フッ素洗口は虫歯予防に効果があるとして、道条例で定めた8020運動(80歳で自分の歯が20本)の一環として位置づけられているものの、現場では依然反対の声があり、普及が進んでいないのだ。記事では安全性に疑問がもたれている等の「やらない理由」が述べられているが、どの歯科医に聞いてもフッ素洗口の虫歯予防効果は常識となっているし、洗口溶液の希釈ミスによる事故は幼稚園や保育所でも聞いたことがない。インタビューでは「・・・誤飲など・・・誰が責任をとるのか」というが、それを言ったら何もできない。
 私の想像だが、危険を誇張するのは「やりたくない」ためにこじつけのように思えてならない。記者はその点が分かって取材したのだろうか。

 日高管内の状況を調べたところ、
*日高町 4カ所の保育所で実施
*新冠町 2カ所の保育所で実施
*浦河町 1カ所の保育所で実施
*様似町 1カ所の幼稚園で実施

管内の小学校で実施しているところはありません!!

今後については、
*様似町では、小学校で2学期から実施の予定
*日高町では、私立幼稚園に導入を働きかけています。
*平取町では、町立保育所での導入を働きかけています。
*新冠町では、認定こども園で導入を予定しています。小学校でも導入を検討しています。
*新ひだか町では、私立保育所において導入を働きかけています。
*浦河町では、小学校で導入を働きかけています。
*えりも町では、小中学校での実施の可能性について検討しています。

一歩ずつでも導入が進むことを望みます。