参議院予算委員会で小川法相に対して「大臣兼職規定に抵触する疑いがあるので、競走馬所有を止めるべきだ」と自民党・世耕参議が発言。小川法務大臣が、党首討論の始まる前に、携帯電話で競馬サイトの所有馬の調教状況を調べていたことに批判が起こっていた。党首討論開始前であったことで、そのこと自体は規則に違反はしない。さらに世耕参議は、小川大臣のこれまでの競走馬所有数、獲得賞金などを質し、さも贅沢でリスキーな趣味を持っていると言いたげだった。なぜ個人の趣味である馬主を辞めなければならないのか?ただ競馬のイメージを悪くするだけだ。また、貴重な予算委員会でこのようなレベルの低い質問はいただけない。
 
 世耕参議は、質問の冒頭で東日本大震災1周年追悼式典で、台湾代表が指名献花から外され、しかも来賓の席ではなく、2階の民間機関の席に座らされたとのことと、天皇皇后両陛下の入退場時に参加者が起立しなかったことなどに関して、野田首相に厳しく抗議したことは評価できる。