12月1日、平取町振内で親子山村留学の取り組みをしている、NPO「平取町ふるさと親子留学推進協議会」の10周年記念祝賀会に出席した。七組の親子と地元の皆さんが交流を行い十周年を祝わい、活動報告も行われた。留学中の家族の中には移住を考えている家族もいた。また、感想では「全道各地を探したが、平取が一番気に入った」また「初めは、子どものためと思って来たが、今では自分が楽しんでいる」、「何も無い、ここのどこがいいの?と聞かれるが、地域の皆さんがとても暖かく受け入れてくれる」など、地域が皆「家族」の様な雰囲気が流れていた。これぞ、小さな集落だからできる地域づくりのお手本のようなものだと感じた。
 現在は公営住宅のほか協議会が建設した3棟のログハウスを使用しているが、特に震災後は申し込みが増え、住宅が足りないことが課題となっている。

 また、子どもへの放射能被害を心配し転入した親子もいたが、「北海道だから大丈夫」ではなく、安心を裏付ける検査も必要だと言われた。話を聞くと、国のデータ公開や検査結果を信用していない様子だった。後手後手に回る国の放射能対応が、完全に信頼を失うことになったのだろう。全てを明らかにして、国民が正しい判断ができるような体制作りが必要だと思う。