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選挙制度、地方議会の活性化

2011年10月10日(月)掲載

 北海道新聞に地方議会の活性化のための提言があり、有権者のひとりから私の意見を求められました。新聞の提言は、無投票当選が多くなっている昨今の地方議会選挙の問題に対して、「立候補者数から1を引いた数を定数」とするというもの。無投票なら立候補しようとか、選挙にならないために立候補予定者間で出馬を調整することにたいする防止策のひとつだ。さらに、道議会で問題となっている、一票の格差是正による札幌市の議員集中という課題に対して、「政令市住民には比例代表制」または、「ふるさと投票制度」の導入というのも。

 まず、「定数マイナス1」に関しては、必ず選挙を実施するということになるが、紙面でも言及しているように「志の高くない議員が生まれること自体は止められない」という結果となり、地方議会の活性化という目的のためにはどうかと考えます。それ以上に「なぜ議員になり手が少ないのか?」を考えるべきだと思います。新聞の主張によく見られますが、議員の特権や優遇にばかり批判が集中することで、その魅力やステータスが低くなる傾向にあること、さらに報酬等の裏付けも曖昧では率先して議員になろうとする者が減ることは当然の流れだと考えます。PTAの役員になり手がいなくて苦労する話を良く聞きますが、同じような傾向にあるのではないでしょうか。有権者がその実態を認識し、議員をボランティア的な位置づけとするのか、あるいは専業としての地位を確保するのか、報酬のあり方を含めて両極端な選択が迫られているものと考えます。
 続いて、道議会の一票格差問題。新聞では議員定数削減と合わせて議論が進んでいないと批判がありますが、私は削減ありきの議論には明確に反対します。なぜなら自分の選挙区において、減員となることが地域の声を道政に反映させることに何も効果的ではないと考えるからです。これも民主主義のコストだと考えています。また一票格差の解消は現在の憲法下では避けて通ることはできず、選挙区を維持して定員を調整するのではなく、5万人にひとりの議員の基本を維持し、選挙区の区割りを見直すしか方法はないと考えます。

 

コメント

隣人

町村での、立候補者数マイナス1は、面白いと思います。必ず、選挙があるので。
それと同時に、候補者による、公開討論も義務化して欲しい物です。昔風の?立会演説会、ですかね。。。有権者も、必ず視聴し、投票する。なので、参加できる機会を相当数確保し、これが選挙活動に。。。お金のかからない?理想ですけど。

道議会の定数については、現法下での公平は、1票の格差の解消でしょうが。。。
札幌のように、政令都市においては、市議会の権限が強く、そこに道議は、必要なのかも疑問です。行政運営でも、道より市ですし、一層の事、政令都市は省いて、道を運営し、市との協力関係を結んだ方が、現実的に感じます。
都市と地方の関係も、しっくり明確化されそうですが。

5万人に一人だと、日高は、1人区になるのですか?
産業の分布や地方自治のあり方からすると、現況の2人は必要だと感じますが。。。

今後の道議会での議論を期待します。

2011年10月11日(火) 8:34 AM

藤沢 すみお

藤沢 すみお

政令市と議員の問題は全く矛盾だらけですが、現行法上では有権者の1票の価値を限りなく平等に近づける作業しかできません。札幌を増やす必要はないと考えますので、合区が現実的な解決だと思います。議員が行政区に縛られることの呪縛から脱する発想が必要なのかもしれませんね。簡単にはできませんが・・・
5万人に一人の議員が基本ですが、その半数までは許容範囲とされています。つまり、日高の場合は7万5千人まで2人区で、それを下回ると1人区となります。
現在の道議会での議論は、定数削減と1票格差を同時に行っているので、いろいろな枠組みや定数調整が模索されています。時間をかけて納得いく形にもっていきたいと思います。

結論として、この段階では現状維持を訴えます。

2011年10月11日(火) 9:17 AM

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