3日、道議会予算特別委員会において「小麦の生産振興について」の質問を行いました。内容は、今年度から全道的に切り替わった秋まき小麦の新品種「きたほなみ」が、予想された2割程度の増収が無かったことに関するもの。
 要因としては、1,6月から7月にかけて高温による登塾日数が短くなったこと。2,春の低温・多雨で根張りが弱く、7月の雨で根の活力が低下し、枯れ上がりが早かったこと。3,越冬茎数が多く、倒伏をを懸念して追肥を控えたため肥料切れしたこと。などであり、今後のきめ細かな農業改良普及センターなどの指導が欠かせないと思われます。
 主にうどん用として利用される秋まき小麦「きたほなみ」は小麦全体の9割(107,000ha)を占める。また、パン・ラーメン用として利用されるのは、春まき小麦の「春よ恋」が85%(8,000ha)を占めており、秋まき小麦の「ゆめちから」の普及も図られている。