技能士会の懇親会で多くの方と意見交換させていただきました。そこで、感じたことについて、私の意見をのべさせていただきます。

1、多くの人が道議会議長の肖像画を無駄だと思っていること。なぜ、廃止にしないのか、または写真などではダメなのか?について。
2、報道により、議会への厳しいご意見が多いこと。例えば、政務調査費の存在、総額の多寡について。また議員報酬の多寡についても意見を述べられました。

1、の道議会議長の肖像画に関して  先日道議会で会派別に意見集約を図ったところ、私の知る限りでは、圧倒的多数で写真に切り替えるべきだとの意見だったのですが、その後の議会改革協議会では結論が出せなかったということになります。結果として、結論の先送りです。
 新しい期で私が議員でいられるのなら、明確に写真にするように主張することをお約束します。

2、政務調査費および議員報酬について。
 ひとりの方から「政務調査費は要らない」とまで言われました。また、別な人にその話をすると、逆に「政務調査費も報酬も下げる必要はない。下げたら金の余裕のある人しか議員になれなくなる。むしろ報酬に見あった仕事をしていないことに問題があるのだ」とも言われました。

 これらの意見に対しては、有権者にとって「議員は何をやっているのか分からないこと」が問題の根幹にあるのだと思いました。

 そこで私は、選挙に向けてのマニフェストとして、
1、議員報酬と政務調査費の独自公開を行います。
2、議員としての行動をできるだけ詳しく開示します。
2、議員個人で議会報告会および移動政調会を実施します。
 以上お約束します。

 私は安易に大衆受けを狙って、議員報酬や政務調査費の減額、さらには海外調査の廃止を申し出るつもりはありません。なぜなら、道議会議員は単なるボランティアでできるほど簡単な仕事ではないし、さまざまな地域や分野の調査、研究は議員として欠くことのできないものであり、それを活かしてこそ有権者の代弁者ならびにリーダーになれるのだと思うからです。そして、できるだけ行動や政務調査費などの使途を開示し、それが妥当かどうかを判断してもらうことが良いのだと思います。
 また、マスコミ報道により議会の自浄・改革促進の効果は認めますが、議会不審も相当に刷り込まれてしまったと感じます。それは議会や議員の姿勢が悪いのかもしれませんが、一方で偏向的な報道も影響していると私は思います。マスコミから逃げたり、拒絶するのではなく、すべてを見せて、有権者の皆様にご判断いただく姿勢が必要なのだと思います。
 これからも、マスコミに負けず、しっかりと私の意見を述べて参ります。

北海道議会議員 藤沢澄雄